8月30日(月) 「大手サイトのつくりかた」


「やぁ、私の名前は仮面ライダーBLACK。今をときめく某超大手サイト
     管理人だ。ネットラジオなんかで私が投稿すると、DJ達から一斉に
     『BLACKさんからだ!』なんて騒がれるぐらいの大手管理人
だ。」

「あの、BLACKさん!」

「何かね?」

「相互リンクして下さい」

「TOPページに『リンク報告は辞退してる』って書いてるじゃん」(大手っぽく)

「アクセス数が欲しいのです。具体的に言うとネットラジオで投稿すると
     『レンゲルさんからだ!』なんて騒がれるぐらい欲しいのです。」

「ううん、なんて正直な奴。気に入ったぞ。よしわかった、今日は
     このBLACK先生がWebサイトがなんたるかを教えてあげよう。
     でもとりあえず立ち振る舞いは弁えろよな

「ありがとうございます!」


夏の特別講演「アクセス向上を図るには?」(講師:仮面ライダーBLACK)


大尉「……………………」(わくわく)

「なんでテメーまで来てるんだよ」

大尉「ボクだってアクセス数は欲しいんです、先生!」(おめめキラキラ)

ううん、正直な(略)でも立ち振る舞いは弁えろよな」




「とりあえず講演を始めます。皆さん、サイトを大きくしたければ、
     まず友達を100人作りましょう。以上です

そ、それだけですか! 他には!?」

「ぶっちゃけキミ達にとって重要なのはここだけだと思う」

「面白い日記の書き方とか、綺麗な絵の描き方とかあるでしょう」

「そんなもんワシが聞きたいわ!」

「うう……では、一体何を根拠に『友達100人』なんですか?」

「キミ、例え力が強くても一人っきりじゃ戦えないのだよ
     ウルトラマンティガのEDでも歌われていたではないか」

「分かり易く言えば、『絵や文が上手い=大手』ではないという事ですか」

「まぁ上手い所は大抵大きいけどな……まぁ、大筋で正解だ」

「なるほど、大切なのは人脈ということですね」

「皆様お手元の資料をご覧下さい。超大手イレギュラーエレクトロンさん
     8月29日の日記です」(hidakaさん、これを機に掲載よろしくお願いします!)

「うわぁ、今カッコ書きの所に恐ろしい事書いてましたね

大尉「BLACK先生及びボクとhidakaさんは一切面識がありません。
   先生のブラックジョーク(Blackだけに)として聞き流してください」(小声)

ぶっちゃけ、テキストサイトなんつーものは文中リンクの貼り合いで成り
     立ってるようなモン 
とも書かれている。つまり捕捉され易いフレンドリーな
     関係が必要不可欠という事さ」

「だから、面白いネタを書けば……」

「だからキミはいつまでたっても下っ端管理人なのだよ」

「し、下っ端!」

「確かに面白いネタを書く事は大切だ。毎日書けば人も来る。
     しかしレンゲル君、大手ともあればしょーもない話でも結構
     捕捉されたりするというアホな話もあるのだ」

「言ってみれば、東雲大尉がウンコ踏むよりキムタクがウンコ踏んだ方が
     話題性は確実にあるって所ですかね」

「まずは色んな人に名前を知って貰う事なのだ。めちゃくちゃ良いサイトでも
     あまり注目されずに細々とやっている惜しいサイトも、私は多く見てきた」

「あの、BLACK先生、一つ質問して良いでしょうか」

「どんと来たまえ。大手ならではの高い所から物を見た言い方
     答えてあげよう」

「例えば東雲大尉のような人間関係の構築がド下手なヘタレ
     どうすればいいんでしょうかね」

「ぬるぽ」

大尉「なッ……マジレスする価値も無いんですか!?」

「オメー、そりゃそうだ。文章もヘタレ、人間関係もヘタレでどうやって
     大手になろうってんだよ。一生ヒエラルキー最下部で生きるしかないな」

大尉「人間関係の構築がヘタだから修行して実力を付けたいんですよ」

「例えばかなりぶっちゃけた話、『ここの何処が面白いの?』と質問しても
     みんな首を傾げるサイトでも、何故か毎日数多くの来客がある
     摩訶不思議な所もある。キミが管理歴4年だろうが何だろうが、
     キミ如きが実力でどうこうしようとしても人脈がスゴいだけの所に
     引け目を取るということになるのだよ」

「そこまで来ると、サイトも才能のモノなんですね……」

「もちろんだともキミ、サイトは才能に決まっているじゃないか

「断言しますね……でも、みんな『才能じゃなくてやる気』って言ってますよ」

友達100人作れる事だって才能なのだ。『世渡り上手』というのは、
     中々欲しくても手に入らない才能のひとつだよ」

磯野カツオがサイト持ってたら、スゴい大手になってるんでしょうね」

「オフレポは読者の為ではなく、管理人の為に書くのだ」
     (オフの内容がわからない読者の大半はしらけてしまう)

「あ、でも先生。資料によると『リサーチも大切』と書いてありますが」

「だからキミ、リサーチの結果じゃないか」

「まさかこんなひねくれた意見が出るとは誰も考えませんよ」

「大体大手ってのは『実力が鬼』か『人脈が鬼』かのどっちかだよ
     キミ、事実を述べたまでじゃないか

「うーんナルホド……ありがとうございました先生、これでボクも
     ネットラジオで投稿メールが読まれただけでDJに騒がれる
     大手の仲間入りですね!」

大尉「ありがとうございました、目からウロコでございます」

「ハハハハハ……って、アホがー! キングストーンフラッシュ!!」

「ぎゃあ! 目に悪い! い、いきなりどうしたんですか!!」

「お前等は管理人なんてやめちまえ! さっきからベコベコ頭ばっかり
     下げやがって、ちっとは反論しろナス共が!」

「……!?」

「全く、アクセス数などという目先の数字に眩まされては、たちまち
     ゴルゴムの思うつぼになってしまうんだぞ

「な、な……?」

大尉「先生、オチの行が近いからって急に態度を変えないで下さい」

「今のお前達は大切な事を見失っている。確かに立ち回り次第では
     ヒット数も稼げるかもしれない。打算で人間関係さえ構築できれば
     お前達もめでたく大手か中堅の仲間入りだ」

「それの何がいけないんですか」

「いいか、思い出せ……小さかったあの頃を。そう、自由帳にマンガを描いて
     友人に見せる、そして笑ってもらう。それだけで嬉しかった日々を!」

大尉「!!!!!」

「テメェ等が作りたいのは、『ただなんとなく惰性でアクセスされるサイト』か
     『毎日この人の日記が楽しみでアクセスされるサイト』かどっちが良いんだ!
     言え、言うんだ!」

「はっ……! 確かに、惰性のアクセスと期待されるアクセスでは全然違う!」

大尉「同じ数でも、内容は全然違うって事ですね!」

アクセスはボロでもコンテンツは錦。これをWeb清貧と呼ぶ」

大尉「Web清貧……カッコイイ!」

「そういう事だ。このWeb清貧の心を忘れずに日々精進したまえ」

「なるほど……本当にありがとうございます。危うく自分を見失う所でした」

大尉「全くです。どうお礼を言えばいいものか……」

「ううーん気にしないでくれたまえ。なんといっても私は大手管理人だからね」

大尉「先生、ありがとうございました。あと、これを期に相互リンクして下さい

「何も理解っちゃいねぇじゃねえか!!」(バトルホッパー轢き殺しアタック)

大尉「俺は幸せになりたかっただけなのに……」(ミラーワールドから消滅)



「次回、SilverZeppelin、『日記の書き方』にご期待下さい」

大尉「え、これ続けるつもりなんですか」



9月3日(金) 「アクセス向上委員会」


「大尉君、面白い日記とは何かね」

「はぁ、客寄せパンダですかね……」

お前は玉拾いからやり直しだ! そんな事だから未だ半人前なのだ」

「しかし面白い日記を書かなければ人は集まりません」

「肝心な所がわかっちゃいない、しょうがないので今回は
     オモシロ日記に関しての講習を始めるとしようか」

「先生、とりあえずこれ以上敵は増やさないようにお願いします



Black先生の秋季特別講習「オモシロ日記とは?」


「オモシロ日記とは、即ちインパクトである」

結論早ッ! もうちょっと詳しく解説して下さいよ」


「これだからIQ100の人間は困る。これぐらいサクッと理解してくれなくては
     ミリオンヒットは夢のまた夢だよキミ」

「もうIQ100でも何でも良いんで、とりあえず解説して下さい。読者も怒りますよ

「流石に大手も読者様は神様なので解説を続けよう。お手元の資料、
     赤の七号さん8月31日の日記をご覧下さい」

「この前紹介しましたっけね……はい、非の打ち所が無い完璧な指南でしょうな」

それが出来ればどこでも大手な筈なんですよ大尉君。キミは本屋で見かける
     経済のハウツー本を見たことがありますね?」

「はあ、成功者が綴るビジネスとか投資のコツみたいなアレですか……」

「考えてみたまえ、あんな本を広げたぐらいでリッチマンになっていたら
     誰も苦労しないよ。キミも今頃ブルジョワジーだよ

「まぁ経済の基本で言えば、みんながお金持ちになるのは無理ですよね」

「前回述べた通り、サイトは才能だ。インスピレーションがサイトの
     進退を決める、非常にシビアな世界なのだよ」

「じゃあ今更講習する必要無いと思うんですけど」

「何も私はミリオンヒッターを量産しようと考えているワケではない。
     アクセスも10よりは11あった方が良いのだ。今回はアクセス底上げの
     為に講習を開いていると言っても良い」

「なるほど……それでは早速、日記のコツを教えて下さい!」

「まずキミのような皿洗いには、面白い日記には2種類ある事を教えておこう」

「それぐらい予習してますよ先生。単純に面白いもの自虐日記でしょう?」

「MAS-Rさんの受け売りかね、半分正解、半分誤答だ」

「なっ……あの意見に歯向かうつもりなんですか!?」

「そりゃオメー、『ヲタク系駄目日記が面白い』というのはわからいでもないが、
     あの意見には肝心な所が欠けている

「よくもそんな事をぬけぬけと! 文章の責任を取るのは中の人なんですよ!?」

「まず君は、ここより凄いヲタク系自虐日記が書けるだろうか?」

「REBIさんには絶対敵わないと断言出来ます」

「ぶっちゃけオタクというのはダメくさいが、実際の所はそこまで
     破綻していない人間
が多いのだよ」

「まぁオフとかでも普通に良い人とか職のある人とかばっかりですよね……」

「そもそもオタクほどナルシーな人種も珍しいと考えておきなさい」

「その辺りの鋭いツッコミは女豹様の所で書かれていますね。
確かにオタクは大抵カッコつけてますよね……」

「メッセのサインイン名の@から後ろとか、日記のタイトルとか、
     ニュースサイトの頭の悪い人を嘲笑うコメントとか、見回してみれば
     わかるけど、『オレってカッコイイ』というのをロコツにアピールしているだろう」

「ああ……あたかも自分がラノベか何かの主人公にでもなったような態度ですか」

「そういうオタクが自虐に走るのは非常に難しい。時たま自虐ネタをしても
     『オレってこんな脆さもあるぜ』みたいなナルシーに帰結するものも多い」

「中の人が良い例なんでしょうか……」

「そもそも『東雲大尉』ってHNからしてガチガチのナルシーでしょ……
     というのは置いておくとして、まぁ自虐は実は難しいネタなのだ」

「では先生、一体日記にはどんな種類があるのですか」

「普通に面白い日記と、ニュースサイトに捕捉される日記だ」

「何がどう違うんですか」

「普通に面白い日記というのは、結構数が多い。中小の日記サイトでも
     毎日楽しめるような所は多い……しかし、大抵いつまでも中小なのだ

そんな滅茶苦茶な、オモシロさを求めている管理人さん達にあんまりですよ」

「読者の気持ちに立って考えてみなさい」

「ど、読者の気持ち……?」

「例えばキミが面白い日記を書くサイトを訪れたとしよう。そこで君は笑う、
     それで終わりだ

「…………………?」

「では次、先行者みたいな、バンバン各所から捕捉される日記を見たら
     キミは一体どうするかね?」

「そりゃ決まってますよ、先行者みたいなのが見つかったら、まず友達や家族に
『こんな面白いものがあるんだよ!』って見せてあげますね

そこが大きな違いだよ皿洗い! そこが面白い日記と捕捉される日記の
     最も大きな違いなのだ!!」

「なッ……なるほど! 確かにニュースサイトの基本的なスタンスは
 『こんなの見つけたよ、面白いでしょう!?』の精神(多分)ですからね」

「故に、日記とはインパクトなのだ! 圧倒的な衝撃で読者達を
     爆笑のズンドコに叩きこむ日記こそが最強である」

「た、例えばどういうのがインパクトの強い日記なんでしょうか……」

「それはわからない、が、東京タワーの先端で逆立ちしたら捕捉されるだろう

そんなバカな! もうちょっとレベル落として下さいよ」

「フム……では、こういうのはどうかな

「なんだか中の人が大好きなサイト大公開日記みたいになってきましたね
まぁそれはさておいて……うわぁ、スゴいですね……」

「私の言いたい事を理解ってくれましたかな」

「次は巨大クレープを作ろう……ということですね」

「キングストーン・フラッシュ!」

「ぎゃああああああああ! 目に悪い!!」

お前は一生皿洗ってろ! やっぱり何も理解っちゃいねえじゃねーか!」

「な……何がいけないのですか、インパクト大ですよ、巨大クレープ」

「まず、ネタが被っている」

「うっ、確かに。 ……『まず』って、まだ何かあるんですか」

「果たしてキミに巨大クレープが作れるのかね?」

無理です。 時間的にも経済的にもメチャクチャですよ」

「うむ。そもそも、そんな事をしていては普通に面白い日記が書けない」

「面白い日記を書くだけじゃダメって言ってたじゃないですか……」

「普通に面白い日記ってのは、いざ『コレだっ!』ってネタが来た時に
     200%の力でネタをさばくように出来る為の素振りだと思え」

「つまり……」

基礎力が無い所で捕捉される日記を書くのは無理。そして、
     素振りばかりしていても一向に事ははかどらないという事だ」

「面白い日記をコンスタントにってのもムズいッスよ……」

「だから、サイトは才能だと言っているではないか」

「それを言っちゃオシマイですよ! 元から大手になる所が決まってる出来レース
なんて、絶望的以外の何者でもないじゃないですか」

「ではキミ、さじを投げて何もしないのかね」

「いや、そりゃあ続けてみなきゃわかんないですよ」

「そういう事だ、最初から無理だと決め付けていては物事は進まない
     何もしない凡才はただの凡才だというのを覚えておきたまえ」

「チャレンジャースピリッツ……ですか!」

「そうだとも、何事にも決して諦めない挑戦者の熱い心が大手への鍵だ!」

「わかりました、気合入れて頑張ります!!」

「ソレがわかったら、サッサと厨房に入れ! 開店まであと10分だぞ!」

「ハイ、店長!」




――こうして今日もブラックサン中華飯店の長い1日が始まるのであった……




「……勝手に中華飯店にするなよ」

「いや、オチみたいなのが必要かなと思いまして




 

 

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