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2006/3/14 名指揮官ルンルン

「私がこの度新しく隊長として赴任してきた、ルンルン少佐である

「ちょwwwwwwwwwww」

「シスプリ解放戦線は、今後ローゼン独立支援部隊として機能してもらう」

「隊長! 質問があるであります」

「何だ?」

「隊長のマイシスターは誰でしょうか」

「のり」

「ダメだこりゃ……」

「そんな! 一体これから俺達のシスプリ生活はどうなってしまうんだ!?
    俺はもう……衛には会えないのか!?

 つ蒼星石

「うわああああああああん!!」・゜・(´Д⊂)・゜・

「安心しろ、本部にはまだシスプリ部門は残っている。
     例の計画も進行中だ」

「泣くな山田。ジャンル転向なんて同人界ではよくある話なのだ。
    それに、俺達にはシスプリで培ったノウハウというものがある」

「その通り! 今こそシスプリャーの底力がモノを言う時なのだ」

「貴重な青春、斜陽ジャンルで過ごすのは寂しくないかな?」

「冗談じゃない! 俺は人気のある無しであにぃをやってるワケじゃない。
    寂しくても衛との絆があれば俺はそれで……」

「そこまでマジメに考えなくても良いのだ。祭りに参加することと、
     妹への情熱を断ち切る事はまた別だ

「隊長、俺のようにひたむきにシスプリを愛する者がいるように、
     決して祭り感覚で参加しているミーディアムばかりではないのですよ?」

「濃い世界に行けば、自分も濃くなる……というのはよくあることだ。
     中の人も、かつてシスプリ同人を始めたばかりの頃は平気で
     『語尾にデスをつければ四葉になる』とか考えていたのだ」

「中の人の場合、祭りの中で四葉への愛情を深め、周囲の人間との
    対抗意識の中で自分なりの四葉像の構築を目指したのだ」

「とにかく、新規参入のチャンスは多分今頃が最後だ。
     キミ、古参層と新規層の温度差に苦しむのはもう懲り懲りだろう?」

「隊長、話がいささか生々し過ぎるのでは?」

「山田、強がらなくて良いんだ。誰だって心の底では馴れ合いたいのだ

「…………」

「山田……」

「……もしもさぁ、ちょっとヘンかもしれないけど……ひょんなことから、
     蒼星石と水銀燈と翠星石の中で三角関係ができたら、
     凄く面白いと思うんだ……」

「「山田の発芽キターッッ!!!」」

「よし! これで隊員の気持ちは揃ったな」

「それでは行軍開始ですな! 行軍歌『げんきのうた』、はじめ!」



ヒナコはねー♪

とってもげんげん……って、隊長、お歌いにならないのですか?」

「お前等、本質的な所で全然変わってないな

「行軍歌に『禁じられた遊び』はちょっと……」



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


*パート2*

「うまい、うまい! いや〜、久々に腹一杯メシが食えたよ」
「流石にローゼンを導入してからというもの、補給も充実しているな」

「毎日なんらかの神クオリティの絵が普通のサイトでも2chでも
     見られるだなんて、あの頃のシスプリを思い出します」

「腹ごしらえが終わったなら、早速作戦行動開始だ!」

「翠星石の小説でしたっけ?」

「そうだ。某ワゴンも叫ぶぐらい『あま〜い』のを一本」

……困ったな

「何? 問題でもあるのか」

「資料が無いんですよ」

「中の人はアニメをナナメ見しただけで、コミックスも1巻しか
    持っていません」

全くもってダメダメじゃないか! 私も本部から派遣された時は、
     『ジャンル転向』なんて言うぐらいだからそこそこの知識を
     持ってると思ったのだが……」

「もう全ッ然。TVでたまたま萌えてしまって、たまたま友人が
     ハマッてしまったので道連れ式で萌えているだけです
「いくらなんでもそりゃヌルいファンにすら失礼だよキミ

「本部から、中の人が描いた水銀燈イラストラフが届きました」

「どれどれ」




「まぁ上手いか下手かは置いておいて、どんな問題が?」

「なんでも、『表情はこれしか描けない』そうです」

「何故だ?」

『天広先生の絵を模写するばかりだったので、急に、邪悪な笑いが
     1つのセールスポイントたる水銀燈の絵を描くのは無理』

     ……だそうです」

「これだからトレスしかできない奴はツブシがきかなくて困るな」

「無茶だ……これではローゼン界デビューができないよ」

「本部としても、やはりやるからには本気で取り組みたいらしいし、
     『単に流行に乗ってきたわけじゃない』という事を伝えるために
     それなりのクオリティの確保は必要なのだ

「歯痒いですね、もう俺達は萌え語りする気マンマンなのに……」

「にわか仕込みの知識で小説を書いても、第一印象を悪くするだけだ。
     考察に考察を重ね、ローゼン界の新星を目指すのだ」

「それではこれから強化合宿ですな!

「しかし隊長……もとい、副隊長。資料がありません」

肝心のコミックスがどこの書店でも大人気につき売り切れだし、
     これじゃあ濃くなることができませんよ」

「今は様子を見ることしかできないということか……」

「隊長、では若干余っているアニメのフィルムブックを購入してみては
     いかがでしょうか?」

「あんまりアニメのイメージが先行すると、原作派寄りの創作が
     難しくなりそうだな。できれば同時に手にいれたいが」

「いいんじゃないスか? 2chでも『とりあえず翠星石にツンデレなことを
     させておけばいい』
みたいな風潮
が一部で見られますし、
     今はまだヌルくても許されますよ」

「あんまり滅多な事を言うな。いちおうこれもログ残るんだから
     ローゼンファンに見つかったら『なんちゃってミーディアム』として界隈に
     バッシングされてしまうぞ」

「いやぁ、それにしても、まだ一件もローゼンサイトと交流が無いのに、
     早速誰かの顔色を窺っているというのは若干こっけいですな」

「……ホントに無事にデビューできんのかよ」



多分つづく。




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