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2006/7/8


「こんにちは、高田慶治です。好きな音楽はJanne Da Arcです

「すっかりリア充ですか……」

「いやー、最近はV系ばっかり聴いてるよね。アニソンとか
      あんまし聴かないよね

「でもこの前、サークルの先輩と晴れハレユカイを熱唱してたじゃ
     ないですか」

「まぁ俺もようやくオタと一般人のハイブリッドを達成しつつあると
      いうことじゃまいか……」

「しかし、長いこと更新をほったらかして遊んでましたね」

毎日が修学旅行の夜みたいなもんだよ。友達の家に行って、
      みんなで映画見たりゲームやったり、語ったり……」

孤独が人間を強くするとか言ってた人間が、三ヶ月で
     この有様ですか……」

「小林、人はひとりでは生きていけないんだよ

「ホントに正当化の論理ってどこにでも転がってますよね

「まぁ交際費に金がかかるから、オタグッズ収集とかできないのは
      若干痛いが、でもまぁディスプレイの向こう側の恋人との
      コミュニケーションはおなかいっぱい
だからなぁ」

「リアルで恋人とかできたんですか?」

「恋人なんて作ろうと思ってるうちはできないよ」

「うわ! 先輩がまっとうな事言ってる!!

「俺も覚悟が決まったというか開き直ったというか、
      童貞と独身を徹底的に謳歌する事を決めたよ」

「なんですかそりゃ……」

「例えばさぁ、中学生の頃のオナニーがなんであんなに
      気持ちよかったのかと言えば、それはオナ慣れしてなかった
      からだろ?」

「まぁ、普通に何をネタに使っても大丈夫でしたよね……」

「きっと童貞の時だけなんだよ、いちいち色んな事に
      ときめいたりヤキモキしたりできる
のはさ」

「熱弁するような事かそれは……」

「まぁ後は、付き合ってる女の子とかいなかったら
      誰と仲良くしても怒られないわけだろ?」

「一体なんの漫画の主人公気取りですか」

「いやぁ……長かった下積み時代を思い出すと
      涙を禁じえない」

「あんたもホントに安定しましたね……」

「おばあちゃんが言ったとおりだ……俺が望みさえすれば、
      世界は絶えず俺に味方する」

「エウレカで言うところの」

「強請るな、勝ち取れ! さらば与えられん……」

自虐を止めれば人生が開けるって事ですかね」

自虐サイト管理人なんてやってたらダメだよ。
      ネタの為に私生活を犠牲にするなんてな……」

「まぁでも読者はそっちの方が見たいらしいですけどね」

読者にモテたって仕方が無いよ小林……
      俺は女の子と仲良くしたいんだよ」

「あんたもムチャクチャ言いますね」

「だから、管理人たちはそれに気付いてミクシィに
      潜るんだろ?」

「昔はあんなに馴れ合いが嫌いだった先輩が、いまや立派な
     リア充
ですか……」

「小林よ、世の中は結局ゲームなんだよ」

「なんか電波な事言い出したな……」

「世の中には暗黙のルールというのがあって、それに従った奴が
      勝利を掴む。
ハイスコアを叩き出す為に、現時点では
      誰かとつるむのが一番
なんだよ」

「はぁ……」

楽しんだもの勝ちだろ実際。そうやって、リア充と言われる連中は
      ル敏感に常に変わるルーの内容を感じ取って行動してるんだ」

「なんかイヤミな大手起業家の本でも読んでる気分に
     なってきたな……」

「まぁ全共闘世代で言えば、しつこく改革に固執してうだつの
      あがらないリーマンになってしまった連中と、早々に見切りをつけて
      既得権益を獲得した連中が二分した状態なんかが
      わかりやすいんじゃないかな……」

「まぁ言いたいことは大体わかりましたけど、とりあえず
     どうやってオチをつけるおつもりで?

「リアルが充実している人間、略してリア充の日記に
      オチなんてあるわけがないよ

「ホントに自虐しか笑いの引き出しが無いんだな……」


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