02
2006/4/12 |
「小林、そういえばお前、まだ同人やってるのか」 「もちろん!
マイスタープリンセスは僕の宝物ですから、 「とりあえず同人はやめなさい」 「なっ……!?」 「ちょっと唐突で戸惑うかもしれんが、大学生になった今、お前が 「待って下さいよ先輩、百歩譲ってサークル・バイトみたいなのは 「当たり前だ! そんなことは社会人になってからやれ」 「先輩、僕は高校の頃からずっと原稿を書く時間と出版するお金が 「小林よ……今はタメの期間なのだ。お前が本気で将来何かを 「じゃあ、何をやれっていうんですか」 「映画を毎日最低1本見ることだな。できれば2本が望ましい」 「そんな無茶な! 時間もお金も無いでしょう」 「無い時間などどうにでも工面できるもの。金は、どうせ出し惜しみしても 「……先輩、実は今度サークル参加する即売会があるんですが」 「残念だが、それがお前にとってひとまず最初で最後の同人だな」 「トホホ……ホントにダメなんですか」 「同人なんぞ、夢破れた時の受け皿にすれば良いのだ。 「今しかできない創作だってある筈です」 「今お前がどんなに背伸びしても、できるのは三文小説か、 「ぐえぇっ……」 「小林よ……そりゃお前はなんぼかチヤホヤされるだけの 「その辺りはわからいでもないですね」 「同人の世界に蔓延する馴れ合いの空気……確かにそれは 「何も英語で言わんでも……馴れ合い、今後は禁止ですか」 「相手の顔色を伺い、またこちらも伺われる相互ご機嫌取りなど、 「先輩、もうこれでもかってぐらい同人のNGワード連発ですね……」 「人間とは自我を安定させる為に、ある程度認められる場所が 「もう下手に感想も言えないですよ」 「感想といえば、『一行メッセージ欄』とアクセス解析も撤廃だな」 「え!? あれが更新の大きな楽しみなのに」 「そういうツールをサイトに置くから、過疎化や感想の無い一日が 「そんなに徹底的に構造改革する必要があるんですか」 「小林よ……人間、敢えて真紅を噛み締めなければならない時がある」 「……先輩、漢字が間違ってます」 「サークル、バイト、同人、楽しかろう!
しかし、今我々に必要なのは 「ホントに4年間修行するつもりですか」 「中の人は今日、頭を丸めてきた」 「え!? あんなに『似合わない』と言われたボウズを敢えて?」 「坊主頭に、おぎやはぎみたいなメガネ……その風体は、もはや 「入学式から12日目にしてモテへの道を諦めましたか」 「こんな恥ずかしい頭では女の子とも話せない。下手したら 「しかし、昨年の自己推薦入試失敗の時も確か丸めてましたし、 「頭髪は煩悩のシンボルなのだ。髪を気にする事は、即ち 「全く、やることがいちいち極端というか……」 「後は、なるべく新聞は読むな。ニュースも見るな。読むのは 「新聞を読まなくては、新しい知識が入りませんよ」 「新聞を読むのはビジネスマンと中高生だけでいい。新聞は、 「……先輩、アニメはどうしますか?」 「ううっ……! そ、それはだな……」 「俗なものを避けるのなら、アニメもまた避ける対象…… 「ARIAとカブトは毎週見たいんだけど……」 「先輩、どうして最後の最後にその2つを残すんですか」 「どこかの漫画家は言っていた……『まんがは、おやつ』!!」 「そういう逃げ方をしますか!」 「食事というのは、3食+おやつによって理想的な栄養バランスが 「また例のトンデモ節ですか……」 |
SEO | [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送 | ||