べびプリ最前線で戦う男達・特別編

第七幕

「ギギギギギ……」

「なんてこった……ルナチタリウム合金のボディが悲鳴を!」


今日は、
“初めてのバレンタイン記念
チョコフォンデュパーティー”
……をやるんでしょ?

家族のイベントはちゃんと参加しますって――



「ぐう! あの麗が家族達に見せる一応の誠意!
     メカであってもときめくのは仕方が無い!!

「ウオオオオン!!」

「ぼ、暴走!?」

「それは違うアニメだろう……!!」


……もう、いいもん。


私――家庭科は苦手なの!



「ウオオオオオオン!!」

「け、血涙! 痛むのかガンダム! 苦しいのかガンダム!!

「なんという麗! 今回の更新は一味違うぞ!!」

ガンダムの機動力は核融合炉! このまま暴発すれば間違いなく
     この地域一帯は放射能汚染されてしまいます!!」

「ウララーッ!!」

もう時間がありません!! どうにかなりませんか……橘さん! 」

「そ、そうだ! こんな事もあろうかと用意しておいた策がある!!

「それを早く言って下さいよ! で、一体何なんです?」

「……これだ」











「シガンガナリタルッテンラロー!!」
    (*時間が無いと言ってるだろう!!)

「何を言う! 稀代の天才科学者・テム=レイの造るものに
     間違いは無い!」

やりゃあいいんでしょう、やりゃあ! 失敗したら
     橘さんのせいですよ!!」

「どのみち、もう助かる術は無い……今はポンコツメカであっても
     可能性を見出さなくてはならないのだ……」

「今ポンコツって言ったな!?」

時間が無いんだ! さっさと取り付けろ!!」

「神様仏様公野様……どうかご加護を!!」(ガチャガチャ)


ねぇ。

あなたよ、あなた!


今、私の正面にいる、あ・な・た!


そういうわけだから――。



私のチョコは食べない方がいいわよ。
きっとおいしくないから。



ウェエ! なんという破壊力!!」

「ガンダムは、どうだ……?」










「そんなことないよ、麗の手作りなんて、滅多に食べられないだろ?」

「「マジレスキターーーーー!!」」

「やりましたね橘さん!」

「テム=レイの魂よ……今ここで、ガンダムは立派に戦っています!」



今日買ってきたの。
電車マーブルチョコ。
私、昔から好きだったの。

あなたに――あげる。

ホワイトデーのお返しは
トレインくんのクッキーでいいわ



「ありがとう! 後で麗の作ったのも貰えるんだろ?(^ω^)
     トレインくんのクッキーな。覚えておくよ!!」

ウオーーーーーーン

「開いた! やったぞガンダム!!」

「これでガンダムはトゥルー的なイミで無敵……剣崎、俺はもう
     動けないが、ガンダムと協力すれば恐いものナシだ!」

「わかりました……よし、行くぞガンダム!」

「……」

「どうした、ガンダム!?」

「いかん剣崎! コンピューター部分から煙が!!

「あちゃあー、回路が真っ黒! これじゃあ使えないですよ」

「だが、今までの更新で最も驚異的と認めざるを得ない威力を
    誇った麗を突破した
というのなら、その働きは十分過ぎる」

「この先は、俺ひとりで行きます!」

「頼んだぞ剣崎……必ず、生きて戻ってくるんだ!」

「ウェイ!」


///

……そっか、なんか嬉しいってか、くすぐったいね。

俺も一気に姉妹が出来て結構焦ったけど、今はすごい楽しいよ。


これ、全部ヒカルの!? 凄いな、俺が全力で頑張っても

こんなに貰えないわ。全部食べると、くれた女の子に

かわいそうだから二人でちょっとずつ食べて行こうよ。

ヒカルだって甘いもの好きだろ? これは多過ぎるけど……


ヒカルのチョコも楽しみにしてるよ。

今日のパーティー、もう待ちきれないな!


ウオーーーーーーーン


「ビクンッビクンッ……」

鼻から致死量の出血……ありえるのか、そんな事が!?」

「や、山田……苦しい……だが……」

「どうした!? 何か言い残す事があるのか!!?」

幸せだ……だから……俺は死にたくない……」

「解放同盟……ようやく気付いたのか、命の重さに」

「わかった……テロに明け暮れる日々、命を切り売りする仕事、
     それは、トゥルーには程遠いのだ」

「そうだよ。生きてこそ、家族も喜ぶ」

「解放同盟としてではなく、俺個人。マスダ・タケシとして……」

「タケシ……お前の名前か」

「今まで死んで誰かが悲しむなんて思った事は無かった。俺は
     天涯孤独だった。仲間との活動だけが、存在意義だった」

「そんな悲しい事言うなよ、お前には――」

「ああ……いわずもがな、だ……俺には本当の家族が出来たんだ

「それだけじゃあないッ! タケシ、受け取れ!!」



ブシュッ!!


「な、何をする! 手首など切って……死ぬ気か!!」

「ぐうっ……なに、お前の足りない血を俺ので補ってやろうって話さ

「何故だ! なぜそこまでして……一度は命まで狙った俺を助ける!?」

「同じ家族を持つ者同士、それは、つまりトゥルー兄弟だ

「トゥルー兄弟……!」

「もうお前は一人じゃないんだよ。もう星の数ほどのきょうだいが、
    お前の傍で生きているんだよ

「ありがとう……ありがとう……最前線の心意気、見せてもらった!!

「お礼はバレンタインカードABC全コースでいいぜ。俺はそろそろ行く。
    どうにか、持ちこたえるんだぞ!」

「ああ……お前ならきっと、トゥルー中のトゥルーを極められるさ!」



///

残り、3人!!







to be continued...

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