べびプリ最前線で戦う男達・特別編

第二幕

「べびプリ創作研究所(ベ創研)のタチバナだ。突入の前にまず、
     皆に本部内のシステムについて説明しておく」

「先に説明した通り、本部内には『異次元没入強化装置』が
     設置されていて、通常のブログ閲覧の何倍もの衝撃が皆さんを
     襲うようになっています」

「ここからが新しい話で、本部内には『セーフティーシャッター』という
    設備があって、このシャッターは強力なトゥルー力、平たく言えば
    家族愛を示さなければ絶対に開かない仕組みになっている」

「俺たちのトゥルー力を甘く見てもらっちゃ困るぜ! ブログにコメントが
    できねぇ青二才
とはワケが違うんだ」

「それはそうなんですが、厄介な事に本部はシスプリ戦争の時から
    存在していた建物
です」

「シスプリ戦争末期、あの成熟した戦士達からほとばしる兄妹愛が
    施設を破壊しない為のもの
だ。そこで、まだ生まれて間もない作品への
    思い入れが通用するかどうか
といえば、難しい話だと思う」

「それはわかった。が、どうやってその家族愛とやらを示すんだい?」

ブログにコメントを付ければいい。ただ、マジレスの度合いは
    通常の19倍。
トゥルー中のトゥルー愛を叩き込まなければ開かない」

土俵際の踏ん張りが全てを決するわけでゴワスな」

「どうもにおいから察するに、本部の各ブロックに半実体化した
     トゥルー姉妹が1人ずつ配置されている
ようだ……」

「ウェイ!? 半実体化ディスカ!?」

「有り得ない話ではないな……妄想と現実の支配率が逆転すれば、
    『場』の認識は狂い、周囲の人間にも影響を与える。

    姉妹が実在するわけではないが、もう我々は『実在する』と考えてしまう」

「まずはセントラルゲートの突破だ。控えているのは……か」

「突破の前にひとつ。ゲートを突破の為に家族愛を示すのは1人で
    やらなければならない。
つまり、18個あるゲートを1人ずつ突破できれば
    最後の1人は物事の真相にたどり着けるってわけさ」

「全員で一緒にできないんですか?」

「強化装置が稼動している状態でゲート1つこじ開ければ、
     戦闘不能になるのは必至……全員揃って共倒れは避けたい」

「フフフ……面白い、では、最初の難題に挑むのは誰だ?」

「……ホタと聞けば黙っちゃおれませんなぁ」

「カントー・アケボノ地区は、確かホタ担当だったな。よし、やってみろ」

「ナカジマ! お前のトゥルー力が高いのは認める……が、今回は
    どうなっちまうかわからない。本当にいいのか!?」

「山田、『曙』ってのはつまり夜明けの事なんだ。アケボノ地区の
    最前線は、いつでも先陣を切る義務がある!

「ナカジマ……」

「よし、見事突破してみせろナカジマ!」

「頑張ってナカジマさん!!」

「地獄はいつでもキサマを歓迎するぞ……」

「フンッ……地獄に行けば、行方を眩ました千影には会えるのかい?」




///

エントランスゲート@蛍

「そこかしこに服が散らばっている……どうやら、愛情過多で
     蒸発するってのは間違いないみたいだな」

「シャッターについている端末に手を当てろ。タイピングは不要だ。
    お前の思考を読み取り、自動的にブログへの投稿が為される」

「わかった……こうか?」




 おはようございます、お兄ちゃん



「うおおおおおおお!!!???」

「ナ、ナカジマッ!!!」

「なんという……蛍の声、息遣い、表情、あらゆる情報が俺に
    鮮明に流れ込んでくる……これが半実体化の正体!!


 あのね、ホタお願いがあるの。

 あのね。

この時点でヤバい! ホタ、しっかり者っぽかったけど、こういう時は
    『あのね』とか何度も言ってしまう……!!

「ぬふう、傍から読む文字情報だけでもマワシの辺りがムズムズして
     かなわんでゴワス

 


 お願い――してもいいですか?

「イエス! サー!」

おかしい……あんなにもナカジマさんがアツくなっているのに、
      トゥルー力が上昇する兆しが無い
……むしろ、下がっている?

「アケボノ地区はこんなものか! 奴め、正気を失っている

「ほたる! 万難を排して、隕石が降ってきたら破壊して、異星人の
    襲撃があったら殲滅して約束は守る!!」

「しっかりしろ! ここ一番って時にお前がそんなでどーする!!?」

「ちょっと没入度が高まっただけでこの我の失い方。こんなことで
     ホントに19人姉妹が出来た時に対応できるというのか?

「見られよ、ナカジマどののコメント欄……もはや意味を成しておらん」



亜sdk歩f;だmgjfp;会うwr;青pks打尾fpdさ;さf、sだあ、jpさgこkps
コアpsぢvm素9spfr身9g;g個pgkkさ;sk、l@pdfk@ssd@『さ「;「」さ:
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「ナカジマーーーーーッッッ!!」

無駄だ! 端末に触れている間、こちらから呼びかけても意味が無い」

「体温は上がる一方……このままでは本当に蒸発してしまいます!!

「そんな……一体、どうすれば?」

「ここでワシの出番のようだな」

「隊長っ!何か方法が?」

「はっぴーらっきーはねむーん☆」

「ほう、この男、新約術式を操るか……」



///


「ここは……どこだ? 真っ暗で……何も、見えない……
    ホタの……ホタの所に戻れないじゃあないか」

「この大馬鹿者! こんな所でアホウになる奴があるかっ!!」

「隊長!? なんです、ここは」

「ここはお前とわしの精神の間。お前とサシで話をしようと思ったら、
    お互いこんな所にまでジャンプしてしまった
というわけだ」

「……ホタの所に帰して下さいよ」

「ならん。今のお前は完全に舞い上がっている……痛々しい程にな。
     お前は、何故蛍のお願い事に何気なくく応じられないのだ?」

「あれだけ可愛いホタを目の前にして、嬉しい気持ちが抑えられるなんて
    それはもう超人的なものだと思いますがね」

「トゥルー長男ならトゥルー長男らしく、余裕で微笑め
     お前は、12人の妹に舞い上がっている海神航を見たらどう思う?

腹立たしいです……ハッ……そうか!!

「ああ、いかなる状況にあっても常識人である事につとめ、妹達に対して
    あくまで普通の女の子として接しようとしていた
航こそ、兄の鑑。
    今のお前は山田太郎のようなものだ

「目がさめましたよ隊長、トゥルー長男として、いっちょうカマしてきます

「よし、これからは我々がオフェンスだ!」

「了解! なぁに、また復帰して次の扉も俺が開けてやりますよ」



///



 ――嬉しい
本当にどうもありがとう!


本当はこのままずっとお兄ちゃんと一緒にいたいけど――


「ギギギギギ……」

「頑駄無が呻いている……わしの鎧越しにも、愛情が
     矢の雨のように突き刺さるわい!


「この様子だと、こやつが地獄の亡者になるのも時間の問題よ……」

「いや、それはどうかな?」

「はは、そんなにか? まぁ、ちょっとは兄貴を我慢する時間ってのも
    大切だと思えよ!」

「ああっ! いつものナカジマ節が戻ってきたぞ!?」


それでは、ホタもこれから学校に
行ってまいります――


「おう、いってまいれ! ……って、今日寒いな!!
    これ、マフラー、巻いてけよ。別に色合いもヘンじゃないし」

「なるほど……『蛍の行動』について妄想するのではなく、その場面に
    居合わせた時の『自分の行動』を妄想することで、リアルな蛍の
    イメージを極力崩さないようにつとめている
ようだな。良案だ」



ウォーーーーーーン



開いた! やったぞナカジマ!!」

「一皮剥けたな、ナカジマ……」

「ありがとうございます……さて、俺はこのまま連チャンで次の
    シャッターも開けられる自信がありますが?

「ははは、調子に乗りおるなぁ」

ササガナカジャーサン!(さすがナカジマさん!) やっぱり
     最前線は凄いや!!」

「さて次のゲートはどこk……ううっ!!




「ナカジマさん!……ひどい熱だ、これは一体!?」

「恐らく、さっきの体温上昇が響いているようだ。一連の流れで
    とうにナカジマは限界を超えている。しばらくここで頭を冷やすべきだな」

「隊長……山田……ハヤト……みんな、悔しいが……どうしても
    体が言う事を聞かん……すまない……一緒に行きたかっ……た……」

「ムツキ、ブリザードのカードをラウズするんだ!」

「ハイッ……"ブリザード"<てかげん>

「涼しい……少し寝て、落ち着いたら必ず合流する……」

「ひとまず、これで応急処置は完了です。先を急ぎましょう」

「ナカジマ……必ず俺たちは今回の更新を全て突破するからな!

「行きましょう、まだバレンタインは始まったばかりなんです




エントランスゲート@蛍

突破者……ナカジマ<べびプリ最前線 カントーアケボノ地区>

・シャッター突破コード・

おはよう、今日も早いなー!

お願い事? 何々……?

ああ、わかった。今日は早めに帰るわ。
嬉しいって……はは、そんなにか?
ずっと、ずっとか……まぁ、たまには兄貴を
我慢するってのも大切だと思えよ!



おう、いってまいれ!
……って、今日寒いな!!

これ、マフラー、巻いてけよ。
別に色合いもヘンじゃないし。

それじゃあまたな。





to be continued...

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