「はっぴーらっきーはねむーん☆」
(ガチャリ)
「隊長、今日の朝刊置いときますよ」
「よし、成功だ!!」
「……???」
「ワシのマホウに引き寄せられたな、ハヤトよ」
「なっ……どういうことですか?」
「ワシがおまじないをかければ、隊員とサシで話す事ができるのだ」
「こりゃまた地味な能力ですね……」
「新兵であるお前とは一度じっくり話し合ってみたかった。まぁ、
とりあえず隊に入るまでの話でも聞かせてもらおうか」
///
「とまぁ、そんな話があったわけですよ」
「ただの偶然だろ。いくらなんでもそんな事があるわけが……」
「まぁ超能力というのも未知の分野だし、無いわけではないとはおm」
「ウッ! 急に腹の調子が……ちょっとトイレ行ってくるわ」
「あ、ああ。何か変なモンでも食ったのか……?」
「ヒィヒィ……ケツが二つに割れそうだぜ!」
「よし、成功だ!」
「たたた、隊長!!?」
///
「スゴいですね隊長。まさかそんな能力があるとは……」
「ははは、トゥルー家族ならば特殊能力の一つくらいは無ければな!」
「確かに、霙姉の未来視や観月の霊能力、吹雪の天才的頭脳など
トゥルー家族には特殊能力所有者が多い気がします」
「まぁ、霙姉のはなんか無かった事にされそうな気もするけどな……」
「俺達にももしかして何か不思議な力が宿っているかもしれんな」
「俺、うまいサンマの見分け方とかわかるぜ」
「そういう伊藤家的な事じゃなくてだな……」
「僕は敵の1秒先の動作がわかりますよ」
「そうそう、そういうの……って、凄いなおい!!」
「こんな所でオタトークするのが惜しい人材だな……」
「くそー、俺もトゥルー家族として何か一芸を身に付けたい!!」
「そういえばさっき、朝刊と一緒に本部から届け物があったんですよ」
「ほう、届け物とな?」
-)→
「……弓矢?」
「おいおい、いまさらこんな昔の武器を、どうしろっていうんだ?」
「ムゥ、この弓矢は!」
「知っているのか雷でn……もとい、ナカジマ!!」
-)→
「救必斗乃矢」(きゅうぴっとのや)
かつてある街に混沌をもたらした弓矢。この矢に射抜かれた者は
潜在している特殊能力を発現させ、その力によって正義、或いは
悪を為し、人々の暮らしを大混乱させたというものである。
(雷撃書房
「条々の摩訶不思議な探険」 より引用)
「戦後のゴタゴタで消えたとか、ナチスの残党が収集したとか
諸説はあったが、まさかこんな所で見つける事になるとは……」
「おいおい、これがあれば俺たちもトゥルー家族として立派な
スタンド使い……じゃなかった、特殊能力者になれるんじゃないのか?」
「正に渡りに船。さっそくお前ら二人に能力を授けようぞ」
 「「お願いします!」」
「そおーれ、まずはナカジマから!」
=→ Ω中島
(ドスッ!)
「ぬぐっ……ありがとうございましたばっ!!!」
「ナ、ナカジマさんッッ!!?」
「ハァハァ……な、なんだこれは……常人ならば8度ほど死ぬ苦痛だ」
「よくぞこらえた!
それでこそナカジマ!」
「まぁ死ぬのには慣れてますから(ブログ的な意味で)」
「た、隊長!
自分にはナカジマの3倍お願い申し上げます!!」
「それでこそ山田!!」
=→→ Ω山田
(ドスッドスッ)
「ハハハハ!
もっと近くよりまつりませい!」
「もはや矢は尽きた……山田よ、只今の忍耐、最前線末までの語り草」
「ぐふっ……身に余る光栄……まぁ、忍耐には慣れてますから
(3連休のブログ的な意味で)」
「今日の最前線はパロディ満載ですねぇ」
「とりあえずこれで俺たちも何か能力が発現する筈だ」
「ああ、そうだな!」
「おい山田、ヘルメットのうしろに弾丸が張り付いておるぞ」
「え?
なんだこれ……取れないぞ?」
「おい、向こうの方から鉄クズやら工具やらが向かってくるぞ!!」
「全部俺の方に来てるじゃないか!
なんだこれ!!」
「マグネティズム……!
恐らく、山田さんは磁力を操る能力を
手に入れたんですよ!!」
「なんで今マグネティズムって言った?」
「いや、その方がそれっぽいかなと思いまして」
「そんな事より、このままあれがこっちに来たら俺が死ぬ!
どうやって制御すればいいんだ!?」
「……おまじないだ!」
「お、おまじない……は、はっぴーらっきーはねむーん☆」
「止まった……」
「なんという特殊能力……お前はもう、機銃掃射に突撃しても
死ななくなったようなもんだぞ」
「凄いですよ山田さん!
……ところで、ナカジマさんは?」
「ああ、さっきからどうも視界がボヤけているんだが、それ以外は
別に変わった様子が無い」
「視力が下がったのか?」
「いや、むしろ……向こうの鳥とかを具体的に見ようとすればそこに
照準があって、クッキリ見えるんです。むしろ視力は上がってるような」
「まるでカメラだな……」
「とりあえず、おまじないをしてみたらどうかな」
「そうですね……はっぴーらっきーはねむーん☆」
ドォォォォォォォン
「お、おい!
鳥が爆発四散したぞ!!?」
「エクスプロージョン……!!
可視圏内のもの全てを
焼き払う、凶悪な能力です」
「これはいくらなんでも危険過ぎるだろ!!」
「ちょっとトゥルー家族の域を出てしまった感があるな」
「公野先生じゃなくて、奈須きのこ先生の作品に出るような代物ですよ」
「このままじゃ俺達、別の最前線に徴兵されちまうぜ……」
「お前達が山田とナカジマか!!」
「リアクションが早い!
今度は一体何の用事だ!?」
「世界は今、突如発生したミュータント達によって未曾有の恐慌に
襲われている。それを救えるのはお前達しか居ないのだ」
「せ、世界観が変わっている……」
 「「……どうにかなりませんか、隊長」」
「うまいサンマの見分け方とかの方が、まだ可愛げがあって
トゥルーっぽかったな……」
「冷静に考えてみれば、姉妹の超能力設定だって外巻きロールの
白雪みたいに、無かった事になるかもしれませんしね」
「なんという今更!」
「隊長……機銃掃射の嵐より、夕凪のはーとびーむに撃たれたいです」
「よし、イチかバチかだがやってみよう」
「はっぴーらっきーはねむーん☆」
*'``・* 。
| `*。
,。∩ *
なかったことにな〜れ
+ (´・ω・`) *。+゚
`*。 ヽ、 つ *゚*
`・+。*・' ゚⊃ +゚
☆ ∪~ 。*゚
`・+。*・ ゚
///
「隊長、今日の朝刊置いときますよ」
「ああ、ありがとう」
「そういえば届け物も一緒に届いてるんですけど……」
「それじゃあ預かっておこうかな」
「はい、お願いします」
「俺、うまいサンマの見分け方わかるんだ。トゥルーっぽくね?」
「なに!?
俺なんて織田信長の生まれ変わりだぜ」
「僕は小さい頃、ブラックジャックに憧れて子供ながらに毎日
白衣着て遊んでましたよ」
「今日も平和にやっとるなぁ。うんうん」
「隊長、いやに嬉しそうじゃないですか。何か良い事でも?」
「いや、それが、よくキくおまじないがあってな……かくかくしかじか」
「またまたあ。ホントに隊長は影響されやすいんだから!」
「頭に春風が(以下略)」
(……しかし、何故わしだけ魔法が使えたのだろうな?)
「そういやこの前テレビで見たんだけど、30過ぎて童貞だと
魔法が使えるらしいぜ」
「!!?」
「ああ、俺も見たよそれ。てか、オタク特集みたいなやつだろ?
そんなハナシあるわけ無いだろ、常識的に考えて……」
「40だか50だか超えた辺りで時間旅行できるようになるらしいですね」
「〜〜〜〜〜〜〜ッッッ!!?」
「隊長、急に青い顔してどうしたんです?」
「あ、いや、隊長、気にしないで下さいよ……俺たちももうすぐ
イオナズンくらい使えるようになっちゃうんで、他人の事笑えないすよ」
「はっぴーらっきーはねむーん☆……か……」
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