「だから、最速サワムラーにスカーフ持たせたら130族抜けるんだから
ダークライをインファイトで沈められるだろ?」 「いやいや、最速ダークライは抜けないって!
だいいち抜いた所で
確1で沈められるとは限らないだろ。ちゃんと計算してるか?」
「厳密に計算したら負けだと思っている」
「なんじゃそりゃ!
隊長、何か良い対策は思い浮かびますか?」
「こんじょうカイリキーにどくどくだま持たせてインファイト」
「相手がサイキネで武装してたら厄介でしょうに……難しいですねぇ」
「ごめんくださーい、シスプリ最前線はここですか?」
「え?
今ちょっとダークライ対策会議中だから後にしてくれないか?」
「ダークライ……千影の新しい眷族か何かですか?」
「チカッ!!
……お前、今、チカ……何て言った?」
「お前……何者かはわからんが、ここでそういう妹的な言葉は
タブーなんだぞ?」
「ええ?
でも、ここに居るのはかつて連載終了したシスプリの
復興に尽力した方々の前線基地だと聞いていますが……」
「そんなものは知らん!
ここはポケモン大好き倶楽部だ」
「何を言ってるんですか!
僕は正式に本部から前もって情報を貰って
ここに来てるんです。間違いは無いはずでしょう?」
「何が本部か!
この5年間、ろくに補給もよこさずに、やれフタコイだの
ストパニだのとようわからんものばかり押し付けてきた本部が
今更何の用事だ?」
「わかるまい……無気力にポケモン攻略ばかりに明け暮れていた
俺たちの絶望感が!」
「帰ってくれないか。今からこいつらにポケルスを分けなきゃいかん」
「そういうわけにはいきません!
僕は連絡があってここに来たのです」
「連絡?
今度は全員ヤンデレ娘のシリーズがスタートとかか?」
「ナカジマさん、あまりG’sを甘く見て貰っちゃ困ります」
「まさか今度はお姉ちゃんから乳児まで全年齢カバーなんていうアホの
キワミみたいな作品じゃないだろうな?」
「ハハハッ!
バカな……今のG’sにそんな力があるものか!
そんなもんがあったら逆に萌えてやるわい!!」
「パンパカパーン」
***
「ということで、今日づけでこの部隊に配属になったハヤトです。」
「久々に来やがったぜ……アホのキワミが!!」
「ハアーッ、ハアーッ」
「いかん!
ナカジマが過呼吸に!!!」
「ハァーッ、ふ、ふざけるのもいい加減にしろ、なんだこれは……」
全19人家族、み〜んな女の子ばっかりでした。
「見つけた!
たった一人の私の大切な息子…!!」
ある日突然キミの前に1人の女性が現れてこう叫びました
(中略)
――おめでとう!
キミの本当の家族はココにいたんです!!
「おめでとう、じゃ、ねえ!!!」
「顔が物凄い笑ってますよ!」
「しょうのないことだ。この甘美なる衝撃、抗い難い」
「こいつは、いよいよ本気だ。G’sめ、また本気で殺しにきやがった!」
「そういうことです。ついに来たのです、シスプリ連載再開とまでは
いきませんが、ついに新たな狂気がやってきたのです」
「んあ……いつまでも過呼吸になっている場合じゃないな」
「やることはひとつ!」
「シスプリ最前線改めベびプリ最前線、これより全力をもって
イラスト・SSによるG’s読者直接攻撃をかける!!」
「そうこなくては!」

こうして始まったベびプリ最前線の結成。これから一体どうなってしまうのか?
予想を遥かに超えたこの事態、しかし、必ずや何かが起こるという確信と共に
俺達はまた歩き始めたのである……。
to be continued...
///
「SisterPrincess連載終了」
2003年夏、全国の兄姉達へと突き付けられたあまりにも残酷な通達。
物語の終焉――それは至極当然の出来事である。
しかし、彼等はそれをどうしても、何がなんでも受け容れられないでいた。
各地で起こった小規模な「運動」も次第に時の流れと共に忘却の彼方へと
追いやられ、ひとり、またひとりとシスプリ最前線で
戦う者達は脱落していった。
「ジャンル替え」をすることにより、新たな居場所を見つけた者は多かったが、
いっぽうでシスプリから離れられず、ただ浮浪するしか無くなった者も居た。
絶望の日々は長く続いた。かつて熱く語り合った同士の消え失せた
Webの伽藍の中で、彼等はなんとも無力であった。
しかし2007年冬、クリスマス間近というその時期に、彼等のもとにひとつの知らせが
届いた。それは吉報かもしれないし、その逆であるかもしれない。
得体の知れない何か、しかしそれは確実に生まれ、産声を全国にこだまさせた。
「Baby
Princess」
かの作品と同じく"Princess"の称号を冠したそれが一体これからどのように
動くのか全く予想ができない。しかし、全国のお兄ちゃん、お姉ちゃんは薄々と
そこに、かつての輝きと、これから生まれる輝きを半ば本能的に
嗅ぎ取ったのである。
歴史は動き出した。干乾びた老兵は再び銃を手に取り、
「ゆとり」と呼称される、シスプリ全盛期には物心ついたばかりで
触れようも無かった新兵達も、精悍なる瞳を戦場へと向けた。
諸君、べびプリである。
全力で駆ける事だけが、諸君らの責務であり悦びである。
べびプリ最前線、結成さる。
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